【Intune】【Autopilot】Googleドライブアプリの配布を工夫してみた。

Autopilot

皆さん、こんにちは。ナガイです。

 前回、Googleドライブのアプリ、Google Drive for desktopをIntuneを使って配布する方法をご説明させていただきました。

404 NOT FOUND | クラウドサービスビギナーブログ

よくよく調べると、インストールコマンドを変えることで配布状況を変えることができることが分かりました。今回は、コマンドによる配布結果の違いをキャプチャを交えてご紹介したいと思います。

Googleドライブのインストールコマンド

 まずは、Googleドライブのサイレントインストールコマンドを説明したいと思います。

 こちらのGoogle Workspace ヘルプサイトを参照しています。

組織にパソコン版ドライブを設定する - Google Workspace 管理者 ヘルプ
この記事は管理者を対象としています。自分のデバイスにパソコン版ドライブを設定して使用する方法については、こちらの記事をご確認ください。 Google Workspace、Cloud Identity、G Suite のすべてのエディションでサポートされています

基本のコマンド:GoogleDriveSetup

 基本のコマンドは、前回のブログでもご説明したこちらになります。

GoogleDriveSetup --silent --desktop_shortcut

こちらのコマンドをインストールコマンドに設定して配布しますと、以下のように「Google Drive」以外に、「Google Docs」、「Google Sheets」、「Google Slides」のショートカットがデスクトップ上に設定されます。

 ちなみに、「–desktop_shortcut」は省略することが可能です。こちらを省略した場合は、デスクトップショートカットは作られませんが、インストールは実行されていますので、タスクバーから検索していただくことでドライブの利用が可能です。

インストール後のアプリ起動スキップ:skip_launch_new

続いて、コマンドのオプションを説明します。

コマンドオプション

--skip_launch_new

コマンド例

GoogleDriveSetup --silent --desktop_shortcut --skip_launch_new

 このオプションを入れずに、インストールコマンドを設定した場合、配布完了した際に、Googleドライブが強制的に起動されます。

 新規端末の場合は、特に問題ないと思います。ですが、既存端末へ配布設定をする場合は、ユーザー利用中に突然Googleドライブが起動してくる動作になりますので、このオプションを入れておきましょう。

Googleドライブのショートカットのみを表示する:gsuite_shortcuts

 デフォルトのコマンドでは、「Google Drive」以外に、「Google Docs」、「Google Sheets」、「Google Slides」のショートカットがデスクトップ上に設定されます。ただ、企業様の中には、「GoogleDrive」のショートカットだけ表示させたい場合があると思います。
 その時は、以下のオプションを追加しましょう。

コマンドオプション

--gsuite_shortcuts=false

コマンド例

GoogleDriveSetup --silent --desktop_shortcut --gsuite_shortcuts=false

表示例

最後に

 本日は、以上で終了となります。
各企業様で必要なオプションを組みあわせて配布設定をしてみてください。

 また、AutopilotやIntuneについて実装してみたいけど、自社の環境で利用できるんだろうかと疑問に思うかたもいらっしゃいます。(現にお問合せ増えてきています。)私宛にご連絡いただけましたら、ヒアリングの時間を設けさせていただき、課題や実現可能性をお調べすることも可能です。
 気になる方は、ぜひ、ご一報ください。

 ありがとうございました。

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